「天からの、贈りもの。」 ⑨幼稚園を、借りたい。

旧幼稚園を記念館として借りるための、市への要望書。冒頭の「狭川地区の現状」。

①住民の減少と高齢化によるあきらめの蔓延

・狭川10町では、住民の減少と高齢化が進行し、外部からの流入はほとんどありません。
・「狭川の会」の農業実態調査でも、狭川の農業は10~15年で消滅するのではないかと危惧される状況です。
・秋の運動会では、転出した子ども、孫などが驚くほど多く集まります。また、「狭川の会」が神社の秋祭りで行った「金魚すくい」は2年目でかなりの転出した親子が来て、よろこんでくれました。
・しかし、そんな彼らが狭川に戻り、住んでくれる可能性はほとんどありません。何をしても無駄、狭川は静かに滅んでいくだろう・・・皆がそう考え、あきらめているのが、ここ狭川の現状です。

②立地が不便、知名度がない、特産品もない

・狭川は市の北東部のドン詰まり、外から来るのはゴルフ客ばかり。
・狭川といえば「東大寺の狭川さん?」と答えるのは、ましな方。
・柳生や月ケ瀬のような知名度も特産品も無い。ほとんどが年金での農業で、田植えや稲刈も昔のような家族総出は珍しく、ほとんどが一人での農機作業。先祖代々の土地だから辞められないのです。
それでも、他地区にある「共同で営農」という動きは、狭川ではみられません。

Accessアクセス

近鉄奈良駅からバスで40分、車で30分の奈良県と京都府の県境に、狭川地区(狭川両町、狭川東町、西狭川町、下狭川町、広岡町)はあります。いにしえの奈良の風景をとどめる狭川地区へぜひお越しください。

〒630-1102 奈良市下狭川町24-2
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