「天からの、贈りもの。」 ⑦狭川に、巨木ロードを。

さて、手力男は巨木アートを使って、狭川をどう活性化するのか。まず、主祭神が天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)である九頭神社に収蔵庫を造って、巨木アートを置く。九頭神社の御旅所である田部神社にも、置く。神社の向かいの丘の上にある、空き家の旧幼稚園を市から借りて、残りの巨木を置いて「ふじい忠一記念館」にしよう。出来ればここに忠一さんの道具やチェーンブロックなどを置いてアトリエを再現しよう。しかし、これでは細長い狭川の真ん中に巨木アートが集中するだけだ。奈良市内から来ても、笠置から来ても、真ん中だけを見てUターンされたら、狭川全体の活性化にならない。そこで、奈良側の両町の県道添いの桜の根元にも巨木を、笠置側の広岡町にも巨木を、それもベンガラを塗って雨や日差しに耐えるようにして、モニュメント的に設置すれば、奈良から来た人は広岡まで、笠置から来たら両町まで、巨木を見に足を延ばしてもらえるのではないか。

名付けて「狭川・巨木ロード」。これが狭川の太い背骨になれば、おいおい周辺に点在する歴史スポットにもつなげていける。それで狭川全体の骨格が形づくれるのではないか。つまり、県道33号線(笠置街道)に拡がる狭川の両端を、ふじい忠一の巨木アートでつなぐこと。手力男のやるべきことの基本は、これで定まった。

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近鉄奈良駅からバスで40分、車で30分の奈良県と京都府の県境に、狭川地区(狭川両町、狭川東町、西狭川町、下狭川町、広岡町)はあります。いにしえの奈良の風景をとどめる狭川地区へぜひお越しください。

〒630-1102 奈良市下狭川町24-2
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