「天からの、贈りもの。」 ⑥「狭川の会」から、NPOへ。

忠一さんと運搬する白井さんの話は済んだけれど、肝心の受け入れる側・狭川の方は、ちょっと単純ではない。2年前から有志が1ヶ月に1回集まって、狭川の今を見つめ、未来を考える「狭川の会」ができて、私も参加している。農業部会の方は、農業の現状をアンケート調査して、その結果を反映して「草刈りお助け隊」を発足させているが、もうひとつの生活部会の方はなかなか活動テーマが絞りきれず、神社の秋祭りに2回、子ども相手に金魚すくいをした程度。外孫と親はよろこぶけれど、その孫が大人になって狭川に住む可能性はほとんどゼロ。また今年も金魚すくいが議題になったから、神社の主祭神・天手力男命にちなんで「腕相撲大会」を勝手に立ち上げようとした矢先に、この巨木アートの話が降ってわいた、という次第なのだけれど、、、

狭川の会は、自治連合会長が発起人だが、自治会の組織ではない。ではないけれど、自治連合会の意向は無視できないという。狭川の会で具体的なカタチは農地の草刈りお助け隊だけで、発足したばかりだから続けるという。農地の草刈りと巨木アートによる狭川の活性化が、組織として共存できるか。それは難しいし、ややこしい。巨木アートによる活性化が目的の独立組織として、NPO法人を立上げることにした。名前は九頭神社の主祭神・天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)にちなんで、「手力男(タヂカラオ)」。

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近鉄奈良駅からバスで40分、車で30分の奈良県と京都府の県境に、狭川地区(狭川両町、狭川東町、西狭川町、下狭川町、広岡町)はあります。いにしえの奈良の風景をとどめる狭川地区へぜひお越しください。

〒630-1102 奈良市下狭川町24-2
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