「天からの、贈りもの。」 ②狭川のために。

ふじい忠一さんの奥さん・雅子さんに巨木の処分を頼まれて考えた。篆刻で縁ができた大阪芸大の方や東京芸大出の先輩もいる。芸大なら収蔵してくれるだろう。奈良県立美術館にも置いてもらえるかも。しかし、収蔵されても、常設展示でなく、収蔵庫の奥で埃をかぶっているのなら意味がない。この巨木アートがよろこんでくれる場所はないか。

「狭川歴史マップ」は、自治連合会の依頼で、私が制作した。万年青年クラブの依頼で改訂版も出した。そこに狭川の氏神・九頭神社の主祭神が天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)とあるのを思い出した。天照大神が天岩戸にこもった時、神々の協力で岩戸をこじ開けた怪力(&知力)の神様。21日の夜、A4に、狭川に巨木アートが来てくれたら、九頭神社のシンボル的存在ができる、奈良市なのに知る人が少ない狭川も注目される、活性化が可能になると、いくつかのアイデアを書き連ねた。翌日、竹内さんにアポをとり、 小林拾子さんと訪ねて、聞いていただいた。「有志たちが《狭川の会》で2年間、毎月会議を続けているけれど決め手がなく、実績といえば神社の秋祭りで金魚すくいをしたくらい。狭川の活性化のために、巨木アートをぜひ。」とお願いした。竹内さんの答えは「そこまで考えていただいて、大変ありがたいことです。ぜひそうしてください。ふじいの方には私から伝え、忠一が反対でも私が説得します。」 狭川に巨木アートが来るのだ!

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近鉄奈良駅からバスで40分、車で30分の奈良県と京都府の県境に、狭川地区(狭川両町、狭川東町、西狭川町、下狭川町、広岡町)はあります。いにしえの奈良の風景をとどめる狭川地区へぜひお越しください。

〒630-1102 奈良市下狭川町24-2
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